2008/04/14
株式会社スタイルウォーカー
![[時代を創る、自分を育てる]インターネット企業のワークスタイル](/img/library/tour/work/stylewalker/title.gif)
新たなターゲット層とジャンルを掘り起こし マーケットを、より成長させたい。
今より責任ある立場で、今より広範囲の仕事をし、自分の可能性を試したい。そう考えた石川氏が転職先に選んだのは、インターネット業界だった。その石川氏に、スタイルウォーカーという若い会社で働く魅力、仕事の面白さを聞いた。
日本最大級の女性ネットメディア「ガールズウォーカー」や、Eコマース連動イベント「東京ガールズコレクション」などを手がけるゼイヴェエルと「ドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー」シリーズなどのヒット作を出し続けるスクウェア・エニックス。
スタイルウォーカーは両社のジョイントベンチャーとして、2006年5月に誕生した。石川氏はF1層(20~34歳の女性)をメインターゲットとしたファッションコミュニティの企画・運営をする同社で、広報を担当している。まだ若く小さな会社だからこその、仕事のやりがいを語ってもらった。
自分の可能性を試すため、ベンチャー企業への転職を決意
石川氏の最初の転機は、大手広告代理店勤務時代にやってきた。
「最初に勤めた不動産会社ではサポート的な仕事が多かったのですが、この時の上司に私に任せてくれるタイプでした。私を信頼して任せてくれているんだということが実感できるようになると、もっと責任を持って仕事をしてみたいと、思うようになりました」。
そんな時、「東京ガールズコレクション」のチーフプロデューサーからの誘いが来た。「東京ガールズコレクション」といえば、史上最大級のファッションイベント。しかし、石川氏が魅力を感じたのは「大きなイベントに関われる」ということではなかった。
「歴史があり、土台が完成されている会社ならではのやりがいもあるのですが、若く勢いのある会社で全体像を見ながら仕事をしてみたいと思ったんです。それに、ゼイヴェルが主に女性をターゲットにしたインターネットビジネスに携わっていることにも魅力を感じ、転職を決意しました」。
広報でも、開発段階から関わることができる。全体像が見られる面白さ
石川氏の現在の仕事は、スタイルウォーカーの広報。ファッションコミュニティ「スタイルウォーカー」の認知度を高めていく。しかし、業務はそれだけではない。
「新しいプロジェクトですから、役割分担を厳密に決めていないんですよ。私もサイトの企画、編集の段階から仕事に関わっていきます。どんなコンテンツにすればユーザーに楽しんでもらえるのか、どうすればコミュニティとして盛り上がるのか、それを広報の立場としてどのように伝えたらいいのか。全体像を見ながら仕事がしたいという私の希望にフィットした仕事だと思っています」。
メンバーの思い入れが強いため、開発作業がサービス開始直前まで続くこともある。そんな現場がよく分かっているだけに、無事にサービス開始にこぎつけ、プレスリリースも発表し、メディアに取り上げられた時の喜びはひとしおだ。また、ユーザーとのつながりをリアルタイムで感じられるのも、インターネットサイトを運営する大きな魅力だという。
「昨年末、テレビの報道番組の中で、スタイルウォーカーを取り上げていただけることになったんです。その情報をサイト内の当社デザイナー公式ブログで告知したら、すごく反響があり、『絶対、見ます』とか『今、見てます』など、リアルタイムでユーザーの声が聞けることは、躍動感溢れる仕事に携わっている喜びを感じた瞬間でした。また、スタイルウォーカーはアパレルブランドのプレスによるブログが多数あるのですが、そこはブランドとユーザーの継続した関係が築けるため、『もっとブランドが好きになった』という声をいただくこともあります。こういうことがあると、コミュニティとして役立っているんだなと、嬉しくなります」。
F1層以外にも、ファッション以外のジャンルにも。まだまだ拡大の余地はある

- バランスボールも置かれたオフィスは、自由で開放的な雰囲気。「サイトが好評なこともあり、皆、すごくやる気があります。ブレストも頻繁に行われ、新しい企画がどんどん出てきて、楽しいですね」。
現在スタイルウォーカーのメインターゲットは、流行に敏感で購買意欲の高いF1層。石川氏は、このターゲット層を拡大していきたいという。
「F1層だけに絞った展開をしていると、いつか離れる時期が来ます。ですので、広い年齢層の女性が楽しめる場をつくっていきたいと思っています。また、今のサイトはファッションに特化しているのですが、女性の興味はファッションだけではありません。朝起きたらまずスタイルウォーカーをチェックする。そのぐらい女性の生活全体に密着したサイトをつくっていきたいです。これはスタイルウォーカーだけではなく、インターネットサイト全般にいえることだと思うのですが、まだ掘り起こしていないターゲットやジャンルがたくさんあると思うんです。だから逆に言うと、インターネットにはまだまだ可能性がある、ビジネスとしての伸びしろがあると、私は考えます」。
ではそのような業界で、そしてスタイルウォーカーで必要とされるのはどんな人材なのだろうか。
「私を始めとして、当社には異業種から転職してきた人がたくさんいます。インターネット業界は、新鮮な発想ができる人、企画能力が高い人なら前職を問わず、大きな活躍のチャンスがある業界だと思います。そして当社でいえば、ファッション、コスメなど女性のライフスタイルに興味がある人、雑誌などの編集経験がある人だと、より向いていると思います」。
石川氏のライフスタイル
- Q. スタイルウォーカーに入社して、変わったことは?
- さらにインターネット通販をよく利用するようになりました。入社前は店舗でのショッピングがほとんどだったのですが、今ではスタイルウォーカーのサイトからはもちろん、参考のために見に行った他のサイトでも買い物をしてしまいます。通販マニアですね(笑)
- Q. これからの目標は?
- 個人としては、メディアの方に頼られるような広報になること。「女性に関するネタがほしいから、スタイルウォーカーに聞いてみよう」と、メディアの方から言われるような、影響力のあるサイトにしていきたいと思っています。
- Q. 趣味は?
- やはり買い物と、ネイルアートです。ファッションに関わる仕事でもありますのでお洒落に敏感でありたいと思っています。もちろん自分の楽しみも多大に含んでいます(笑)
- Q. 休日はどう過ごしていますか?
- 出歩くことが多いです。渋谷とか表参道とか恵比寿とか代官山とか。洋服や雑貨のお店をのぞいたり、友達と食事をしたり。アイデアの参考になります。

広報
石川薫子氏
1976年、東京都生まれ。大学卒業後、不動産会社秘書、大手広告代理店勤務などを経て、2005年11月、ゼイヴェル入社。2007年10月より現職。
| 企業名 | 株式会社スタイルウォーカー |
|---|---|
| 本社所在地 | 〒151-0053 東京都渋谷区代々木3-22-7 |
| 事業内容 | 女性向けコミュニティサイト「StyleWalker」の企画・運営 |
| 設立 | 2006年 |
| 代表者 | 庄司顕仁 |
| 従業員数 | 20名※出向者、協力会社の人員含む。(2008年1月現在) |
| URL | http://www.style-walker.com/ |
本記事は、08年4月1日号の日経ビジネスアソシエに掲載されたものを転載しております。